若林

「 僕の名前は若林 翔。3年前に特別支援学校を卒業した 」

若林

「 そろそろ仕事しないとな。卒業してから就労継続支援B型事業所や、一般就労もしたけど、仕事内容や職場の雰囲気が合わなかったり、けっこう叱られたりもしたんだよな…。僕でもまた働けるところなんてあるのかな… 」

若林

「 ん？ワークステーションつみ喜。就労継続支援B型事業所か。幼少の頃一つひとつ積み重ねて遊んだ積み木は、コツコツと積み上げることで大きな作品となります。そんな積み木遊びのように、ハンディのある方が就労活動をコツコツ積み重ねていきながら、個々それぞれが持っている力を最大限に開花し、就労できる力と達成感を得られるようサポートいたしますだって。ここ、ちょっと気になるな。電話で問い合わせてみよう 」

若林

「 もしもし。見学がしたくてお電話したのですが… 」

稲見

「 お電話ありがとうございます。ワークステーションつみ喜です！見学のご希望ですね！それでは、ご都合のよろしい日時をお知らせいただけますか？ 」

若林

「 では、◯月◯日の◯時頃はどうでしょうか？ 」

稲見

「 かしこまりました！◯月◯日の◯時ですね。お気をつけていらしてください！ 」

若林

「 優しそうな人だったな。見学の日が楽しみだ 」

稲見

「 こんにちは！本日はいらしていただきありがとうございます！ 」

若林

「 よろしくお願いします！ 」

稲見

「 質問などありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいね 」

若林

「 わかりました！ 」

稲見

「 当事業所では、主におせんべい等の商品に対するシール貼りや梱包作業など、幅広い作業内容をご用意しています。それぞれの適性に合わせた作業を選択して、最適な働き方を目指せます 」

稲見

「 知的障がいの方は和気あいあいとした環境で、精神的な障がいのある方は少人数の静かな環境で、など一人ひとりに合わせた環境を選ぶことができます 」

若林

「 体験もしてみたいのですが、できますか？ 」

稲見

「 ありがとうございます！もちろんです！ 」

稲見

「 本日はよろしくお願いします。緊張しなくて大丈夫ですからね。リラックスして、できそうなことから気軽にやってみてください 」

若林

「 はい！ 」

若林

「 あっ！すみません… 」

スタッフ

「 いいよ、いいよ。失敗しても大丈夫だから。気にしないでね 」

スタッフ

「 おっ！すごく上手にできたじゃない！その調子！ 」

若林

「 はい…！ 」

若林

「 ワークステーションつみ喜の人達はとても温かく、失敗しても叱ることなく、励ましたり、いいところを見つけて褒めたりしてくれた。僕はここならやっていけるかもしれないと思い、ぜひ入所したいとスタッフの方に伝えた 」

若林

「 こうして僕は、ワークステーションつみ喜に入所することになった 」

稲見

「 本日からワークステーションつみ喜の仲間になった若林さんです。皆さん、よろしくお願いします！ 」

若林

「 よろしくお願いします！ 」

スタッフ

「 若林さんは覚えるのが早いなぁ。作業もすごく丁寧だから助かるよ！ 」

若林

「 本当ですか！ありがとうございます！ 」

若林

「 以前の職場では作業が遅いと叱られたこともあったが、ここでは丁寧だと評価してもらえてすごく嬉しかった 」

スタッフ

「 若林さん、ありがとう！ 」

若林

「 どういたしまして！ 」

若林

「 スタッフは皆、親身に相談に乗ってくれて、自分に合った作業を自分に合ったペースでやらせてもらえるので、無理なくステップアップしていくことができた 」

若林

「 自分が携わった商品がお客様の手に渡っていく…それが嬉しくみて、社会や周りの人から自分が必要とされていることを実感でき、僕は少しずつ自信をつけていくことができた 」

若林

「 僕、一般就労にチャレンジしてみたいです！ 」

稲見

「 わかりました！今と同じような仕事ができる、当事業所と提携している企業があります。そこなら、今の知識やスキルをそのまま活かすことができるのですが、いかがですか？ 」

若林

「 本当ですか！ぜひその企業に応募したいです！ 」

稲見

「 では、一緒に一般就労に向けて頑張りましょう！ 」

若林

「 こうして僕は、ワークステーションつみ喜の提携先の企業に就職することができた！これまでのスキルが活かせる仕事だったので、すぐに作業も覚えられて、安心して働くことができた 」

若林

「 最初は不安だらけだったけど、ワークステーションつみ喜に入所したおかげで、自信を持つこともできた！ワークステーションつみ喜に出会えて本当によかった！これからも頑張っていこう！ 」